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2024年度スポーツ科学研究会(ゲスト講師:青沼裕之 長谷川智 坂上康博)

2024年度スポーツ科学研究会(ゲスト講師:青沼裕之 長谷川智 坂上康博)

2025/03/31

一橋大学スポーツ科学研究室では、スポーツを社会科学的視点から深く分析する手法の向上を目的として、定期的にゲストをお招きし、研究会を開催しております。​

今回の研究会では、かつて本学で教鞭を執られた青沼裕之先生、長谷川智先生、坂上康博先生の3名をお迎えし、ご講演いただきました。​

報告題目1:『スポーツの本質と価値の理論』 報告者:青沼裕之先生(武蔵野美術大学・教授)

青沼先生は、今年度まで本学で非常勤講師としてスポーツ方法の講義を担当されておりました。今回のご講演では、先生が紀要『人文・自然研究』第19号(2025年3月25日発行)に寄稿された論文「スポーツの本質と価値の理論」についてお話しいただきました。「遊びとは何か」「価値とは何か」といった根源的な問いに答えながら、スポーツの価値に迫り、さまざまな論者の主張を検討。その結果、スポーツの価値は「巧み」「美」「公正(フェアネス)」「快(フロー)」であると論じられました。発表後のディスカッションでは、「スポーツの価値を明確に定義する必要があるのか」「未熟なプレーに美は存在しないのか」といった意見が交わされ、熱い議論が展開されました。

報告題目2:『東洋的修行と一橋大学での授業実践』 報告者:長谷川智先生(一橋大学・非常勤講師)

長谷川先生は、今年度まで本学で非常勤講師としてスポーツ方法(東洋的身体技法・古武術)の講義を担当されておりました。今回のご講演では、研究者として、また山伏(修験者)としての実践的な研究成果をご紹介いただきました。スポーツ方法の授業で学生たちに、心と体の相関関係をどのように実感してもらうか、また身体的なトレーニングや修行が心の成長にどのように寄与するかという東洋的な発想を、理論だけでなく実感を持って理解してもらうために考案されたワークを発表していただきました。聴講者は、「さわやかな気持ちになると体が安定することを確かめるワーク」や「リスペクトの気持ちを持って相手を引っ張ると楽に引っ張れることを体感するワーク」などを実際に体験し、その効果を実感していました。

報告題目3:『鬼丸正明著『映像文化論の教科書—運動としての映画、映像としてのスポーツ』(青弓社、2025年)を編集して』 報告者:坂上康博先生(一橋大学・名誉教授)

坂上先生は、2022年に逝去された鬼丸正明先生の著作『映像文化論の教科書—運動としての映画、映像としてのスポーツ』を編集し、2025年に青弓社から出版されました。本講演では、編集作業を通じて考えたことや感じたことをお話しいただきました。​特に、スポーツの映像文化論という狭い範囲ではなく、映像文化論というより広い視点からスポーツを分析するという、鬼丸先生の分析の鋭さについて詳しくご説明頂きました。その後、研究会に参加されていた鬼丸先生と関わりのあった方々から、先生とのエピソードや印象、思い出などを語っていただきました。鬼丸先生のご家族もご参加くださり、亡き先生の思い出話に花を咲かせました。直接鬼丸先生と関わりがなかった方々も、皆様のお話を興味深く聴いておられました。

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