中村准教授の論文が国際学術誌に掲載 ― ロンドン五輪後の日本柔道改革を分析
2026/07/09
中村英仁准教授の研究論文が、国際学術誌(Sport in Society)に掲載されました。
本研究は、2012年ロンドンオリンピックで日本男子柔道が苦戦した後、全日本柔道連盟がどのように改革を進めたのかを明らかにしたものです。研究では、連盟の公式資料の分析に加え、柔道関係者13名へのインタビューを実施し、改革の過程を詳しく検証しました。
分析の結果、それまで日本柔道では「一本勝ち」を最も重視する考え方が長く中心となっていましたが、ロンドン大会後には「まず勝利すること」を重視する考え方へと大きく転換したことが明らかになりました。この変化をきっかけに、組織運営や強化体制、トレーニング方法などにも新しい取り組みが進められ、日本柔道の改革が加速したことが示されました。
また、本研究は、国際化が進む中でも、日本柔道が伝統を守るだけでも、世界の流れに単純に従うだけでもなく、両者のバランスを取りながら新しい方向性を築いてきたことを明らかにしています。
本研究の成果は、柔道だけでなく、伝統を持つスポーツや組織が、国際的な環境の変化にどのように対応しながら改革を進めることができるのかを考える上でも、新たな知見を提供するものです。本文は、ご契約がないと閲覧できませんが、こちらからご覧いただけます。







