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坂上康博教授インタビュー記事 東京オリンピック・パラリンピックについて

坂上康博教授インタビュー記事 東京オリンピック・パラリンピックについて

2021/08/18

スポーツ史、スポーツ文化論が専門の坂上康博教授が、2021年8月8日に閉幕した東京オリンピック(2021年7月23日~8月8日開催)について、時事通信社からインタビューを受けました。

 

ほぼ無観客で行われた東京五輪

新型コロナウイルスのパンデミック下で、ほぼ無観客で行われた東京五輪。東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は「『多様性と調和』『未来への継承』『全員が自己ベスト』の3つを基本コンセプトとし、史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会とする(公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 https://www.tokyo2020.jp/ja/games/games-vision/index.html, 2021/12/27参照)としてきました。閉幕した東京オリンピックを振り返り、大会の成否・成果について坂上康博教授が述べています。

 

オリンピズムの根本原則と今大会の成否・成果

・開閉会式で日本が発信したメッセージと、閉幕日の記者会見で橋本聖子大会組織委員長が語った言葉から見えたこと。政府の基本方針であった『自信を失いかけてきた日本を再興し、成熟社会における先進的な取り組みを世界に示す契機』は実現されたのか。

・100以上のホストタウン自治体がキャンセルとなり、交流事業はほとんど中止。大会自体も史上初ほぼ無観客で行われ、人と人との交流が制限された今大会。『史上最もデジタルで人がつながった大会』と評した橋本聖子会長に対し、坂上教授は疑問を呈しています。

・1964年の前回東京オリンピック開催時の政府(政治)の五輪への関わり方と、今大会との違い。

・オリンピズムの根本原則の中に『オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。』(公益財団法人 日本オリンピック委員会ウェブサイト オリンピック憲章2020年版・英和対訳〔2020年7月17日から有効〕

https://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2020.pdf, 参照)とあります。莫大な経費やマンパワーを投入しながら、国際交流などの人と人との交流がほぼ行われず、五輪本来の理念に沿った平和貢献につながるような根幹は失われた今大会に対するコメント。開会式で流されたIOCのショートムービーに対する講評。

・もしコロナがなければ、問題のない大会だったのか。巨大化するオリンピックの側面と、今後のオリンピックについて。今回の東京オリンピックがきっかけで五輪は今後変わっていくのか。

 

東京オリンピックを語った坂上教授のインタビュー記事は、以下の時事ドットコムサイトからご覧になれます。

「破壊された五輪の根幹 2021年8月17日」

https://www.jiji.com/jc/v4?id=20210817oly-sakaue40006

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